1.サロンとは?
地域の中には様々な人が暮らしています。
そこには、近所に知り合いがいない人、悩みを抱えている人、自宅に閉じこもり気味になって、いつの間にか孤立している・・・ということも少なくありません。
サロンは住み慣れた自身の家と地域で自分らしく生活を続けていくために、顔なじみの輪を広げて、地域に住む人々とのつながりを持てるような「居場所づくり」の活動です。
2.サロンの効果
効果①地域とのつながり、仲間づくり
サロンは、参加した皆さんでつくる交流の場です。参加することで顔なじみが増えて、日常生活の中でも声をかけ合ったりと、新たな交流が生まれます。
地域で安心して暮らすことのできるまちづくりにもつながります。
効果②閉じこもりの予防、見守り効果
気軽に出向いていける場所ができること、仲間と過ごす時間が楽しくなると外出する機会が増えることにもつながります。
また、互いの顔を確認することで、参加者同士の見守りの効果も期待できます。
効果③地域の情報交換の場
さりげない世間話の中には地域の情報が盛りだくさんです。スーパーの買い物情報から町内の役場から来たお知らせなど。
また、たまに保健師さんや専門の方を呼んでいろいろな話題について提供してもらうこともあります。情報を交換したり、新たな情報を得て、みんなで共有できる場です。
効果④無理なく健康づくり
家からサロンに出掛けるだけでも、家の中で過ごしているのとはずいぶん違います。定期的にレクリエーションで体や頭を使ったり、みんなで笑いあったりすることも健康づくり、介護予防につながります
3.サロンに取り組もう
- ステップ1:サロンについて話し合う
- ウチの地区ではどんなカタチのサロンが合っているか、サロンが必要な人やサロンに来ることで解決できそうな地域課題は何かを話し合ってみましょう。
また、活動のメンバーやサロンを手伝ってくれそうな地域に有望な人材のリストアップもしてみましょう。
- ステップ2:場所探し
- 活動がしやすい場所、参加者が集まりやすい場所はどこか探しましょう。
(地区集会所、公共の建物、空き家、自宅など
- ステップ3:基本的な活動内容を決める
- サロンの中心メンバーで具体的にイメージしましょう。
(開催日・時間・人数・費用・回数・サロンの流れなど
- ステップ4:開催の周知・参加の呼びかけ
- まずは知ってもらうこと!チラシを配ったり、わかりやすく、参加しやすい内容から始めましょう。始めは参加できる人から、徐々に誘って参加者を広げていきます。
- ステップ5:サロンを開く!
- 毎回、特別な講座などを開く必要はありません。
一番大切なのは、みんなが気軽に行けて、くつろいで、楽しくいられる場所。
- ステップ6:ルール(守り事)を決め、確認する
- サロンの原則は「気軽に・無理なく・自由に・楽しく」なので、厳密な規約などは必ずしも必要ではありません。しかし、活動していく上での最低限のルール(守り事)を決めておくことは大切です。
「自分たちでつくるサロン」ということを意識して、サロンのルールをみんなで確認しましょう。
4.町の社協がサロン活動を応援します!
⑴これから始める、始めたばかりのところへ
➡サロンの開設に向けた準備の支援(プログラムづくりの相談、チラシ作成など)
➡活動内容における講師紹介や調整など
社協職員が一緒になって考え、サロンの立ち上げをサポートします!!
⑵魅力的なサロンづくりのために
➡サロン活動のお世話役ボランティア養成講座の開催
➡実施者同士の意見交換や研修会の開催
➡他のサロン活動の内容紹介など
⑶安心してサロンを続けてもらうために
➡サロン保険の紹介、加入手続きのお手伝い
➡助成制度による運営費の一部助成
➡講師派遣などの相談・調整など
【サロン助成のご案内】
鏡石町社会福祉協議会ではサロン活動をしている団体に対して、1回あたり1,000円(年間30,000円を上限)、サロンを新規に立ち上げる場合の準備金20,000円の助成を行っています。助成を受けるためには町社協への申請が必要になります。詳しくは町社協へお問い合わせください。
●助成対象
鏡石町社会福祉協議会にサロンの登録申請を行っている団体で、要件を満たすこと
*参加者数:概ね10名以上
*活動回数:原則、月2回を目安とするが地区の実情に応じて対応する
*活動内容:サロン支援実施要項第4条の活動に定めるものの他、参加者の実情に応じた多様な活動。ただし、特定の活動に限定されたクラブ活動等は認められない
●対象となる経費
*サロン運営、活動費:サロンに必要な材料・食費・消耗品など
*サロンの立ち上げ準備金:サロンの新規開設に必要な費用(備品、材料費など)
お問い合わせ
社会福祉法人鏡石町社会福祉協議会
お問合せ時間
月曜日~金曜日(祝日・年末年始を除く)
午前9時~午後5時まで